耐震技術が向上した現在でも日本の住宅は欧米の住まいと比較して寿命が短、く平均寿命は約30年と言われています。その原因の一つに「結露」があります。
結露によって長期間水分にさらされる状態は、木材が多い住宅にとっては大敵です。恒常的に結露にさらされると、紙のようにもろくなることもあります。また、鉄骨造もコンクリート造の住宅でも同じです。
目に見えない部分に長期間にわたって結露がおきると、家の耐久性・耐震性低下に大きく直結します。何年経っても愛される住まいは、「家の病気」ともいわれる結露を発生させない。これは家造りの原点です。木造住宅に限らず、すべての建物さえも根本的に傷めてしまう「結露」。
栄建は確かな計画設計力と現場技術力を持って、経年劣化も性能劣化も少ない高耐久の証として「無結露50年保証」の住まいをご提案いたします。
01. 高耐久住宅の証
「無結露50年保証」
隙間風が自由に入り込む家では、いくら断熱を施しても効果は半減します。また部屋ごとに温度差があるような不完全な断熱の家で気密性を高めると、結露の原因になりかねません。
さらに、室内の空気を保つには換気が不可欠ですが、気密性が不十分だと計画換気はできません。つまり、断熱と気密、換気はそれぞれに高精度で実現されてこそ、結露を防ぐ真の効果を発揮するのです。経年変化も性能劣化も少ない高耐久の証として、FPの家ではウレタン断熱パネルの素材内部について50年の無結露を保証しています。
02. 無結露を可能にする
「FPウレタン断熱パネル」
万が一、床上浸水が発生した場合、吸水性のある繊維系の断熱材は、柱と壁の間から泥水が浸入してダメになってしまいますが、吸水性や吸湿性の極めて低いFPウレタン断熱パネルは、直接水にさらされても品質にほとんど影響はありません。
1998年9月に高知県をおそった台風による床上2mの浸水の被害例でも、FPパネルには損害や変形が見られなかった事が実証されています。
内部結露を抑え住まいを守る。
- 結露には、室内外の温度差によってできる表面結露と壁の中に水蒸気が侵入してできる内部結露(壁体内結露)があり、とくに問題なのは、直接目に見えない内部結露の方です。吸湿性の極めて低いFPウレタン断熱パネルはこの内部結露を防ぎます。
毎日の生活で私たちの健康に影響を及ぼすものには、VOC(揮発性有機化合物)や二酸化炭素などの化学的要因が少なくありません。しかし、FPウレタン断熱パネルを使用し、高い断熱性と気密性に加え、計画換気のバランスの良い「FPの家」なら、結露が発生しにくく、ぜんそくやアトピー性皮膚炎の原因といわれるダニやカビなどの発生を抑えます。
03. 適切な湿度対策を可能にする
「通気工法」
腐朽菌や白蟻の繁殖を防ぎ、木造住宅の性能を維持するには、適切な湿度対策が重要です。
当社では、外壁・小屋裏・基礎の建物全体で均一に換気を行う全周換気技術により、安定した湿度環境を実現しています。
外壁は通気層を設けた二重構造とし、緩まると上昇する空気の性質を利用し換気を行う外壁通気工法を採用。さらには、軒天からの通気と小屋裏に棟換気を設けることで、壁体内に侵入した湿気や小屋裏の熱気をスムーズに排出し、建物の内部結露を防ぎます。
また、基礎の立ち上がり高さ400mmを確保し、換気をスムーズにするとともに、底盤厚さ150〜180mmのベタ基礎仕様により、地中から上がってくる湿気と害虫の侵入を防ぎます。
さらに、基礎と土台の間に通気構造を備えたパッキンを敷き詰める基礎パッキング工法を採用することにより、従来の換気口方式と比べ約1.35倍の換気能力を達成しています。
劣化対策等級3を標準設計仕様としています
住宅性能表示制度による、建物の構造躯体に用いられる木材のシロアリ対策など、住宅を長持ちさせるための対策の程度を示します。
- 3
- 構造躯体が3世代(75年〜90年)もつ程度の対策が講じられている
- 2
- 構造躯体が2世代(50年〜60年)もつ程度の対策が講じられている
- 1
- 建築基準法に定める対策 = 構造躯体が25年〜30年もつ程度の対策が講じられている